真鯛・ヒラメリレー船 PR

乗っ込み真鯛仕掛け変えて型を狙う

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新潟県上越市直江津港

乗っ込み真鯛も終盤に入ります。

里輝丸船長が言うには2022・05・30時点あと2週間以上は未だ行けるネ。

という事は深棚、浅棚でまだ数釣りができるようです。

ヒラメに至っては6月に入ると殆ど終了でしょうか?替わって大鯵が釣れ始めました。

乗っ込み最盛期では8Hの釣りで真鯛を一人30枚以上釣る事は簡単でした。

直江津港の底力は物凄いものです。

クーラボックスに入らなくなり途中釣りを止める人もいます。

魚が釣れ始める

5月初め頃の水温が安定しない時期は皆さんの仕掛けは可成り重い仕様の方が多く居ました。

水深は35m前後の漁場です。船長の棚の指示は5m、ハリスの長さは基本10m~12mです。

そのハリスにウエイトスイベルを取り付け3段テーパー、2段テーパーを使っている様でした。

釣り方は徹底した置竿釣法です、竿は振りませんコマセは自然に任せて出します。

竿受けに掛けたら一切触る事はしません、もし触ったら船長からマイクで注意が飛びます。

落とし込み等はもっての外です、そんなことされたモンでは魚が浮いてきません。

これが基本的な仕掛けと釣り方です。

しかし水温が低い時間帯、特に1便の早い時間は魚の活性が低くい様です。

撒餌が効くまでは少し長めで重い仕掛け、更に一番潮下の釣り座から魚が釣れてきます。

コマセが効き始めればどこの釣り座でも釣れます

魚が一休みする。

乗っ込みの初期には時々あります、一頻り釣れると船の周りに違う群れが押し寄せてきます。

釣り初めは探見丸に魚が映り込まなかった筈ですがある程度釣れ盛ると、しばし釣れ無くなる時間があります。

それから今度は探見丸に魚が映り込んできます。違う群れの魚が入ってきて船の近くに寄って来ます。

また入食いが始まります。先行組と後発組が餌を競って食べます。

船中14名のコマセが船の周りにいる魚を狂わせます。

この時に船長室の魚探とソナーを見ると船の周りに何千匹の魚が映っています。

最初から重く長いハリスを使っている方が釣る魚は大体が小型の真鯛が多い様でした。

しかし時として、上潮の早い時と波気やウネリがある時はこの仕掛けで無いと水中の仕掛けが躍り餌が上に下にフラフラ動きます。

この日の釣り客は余り仕掛けを変更する人は少ない様です。

状況によって仕掛けを考えた方が良いですネ。

長い仕掛けと短い仕掛け

時期にもよりますが、直江津港の乗っ込み真鯛釣りは総じて高棚での釣りになります。

終盤になると棚も水深もある釣り場になります。

5月30日14:00からの便は珍しくウネリがあり少々深場でした。

この時ビシの棚は5mです。右はコマセを撒く前です。

ハリスが12m取ってあると魚より下に付け餌(針)が来ます。

重くて長い仕掛けをそのまま使っている方は力の弱い(小さい)魚しか釣れ無くなります。

型の良い力の強い魚は浮いてきます、現実私は3kg以上のオス魚を何枚か釣り上げています。

波気やウネリがある時はメスや小さい魚は体力を使わない様に上に上がって来ません。

型物を狙う様、簡単に仕掛けを修正するにはどうしたら良いのでしょうか?

3段テーパー仕掛けであれば直ぐに修正出来るでしょう。

釣り始めは12mのハリスを上から4mの所(A)に5Bのウエイトスイベルを取り付けます。更にウエイトスイベルに2mのハリス(B)を付けます。それにヨリモドシと6mのハリス(C)に針を付けます。

ここからハリスを縮める訳です。

真ん中の2mのハリス(B)を外します、12mを10mに変更できます。

水面下から10mを固定し12m~15mに餌を漂わせる設定の場合です。この日の様にウネリがある場合軽い仕掛けでは棚をキープ出来ません。

水中のハリス(ビシの棚+クッションゴム+A)を10m前後に固定します。上下に大きく動かない様にします。

ビシの棚まで5mクッションゴム1m~水中のハリス4m合計10mの水深を固定する為に5B以上のウエイトスイベルが必要になります。

この長さから下のハリスを潮に乗せナビかせたいので6mのハリスに針を結びます。

魚が上ずって来ると針側のハリスは更に短くなります。

更に餌が水深10m以上浮かない様にBのガン玉を針上50㎝~80㎝に付けます。

但し、ウネリが無ければウエイトスイベルは要りません。

ハリスを手繰って来ると魚が飛びつく!

夕マズメになると魚の活性が上ってきます、いよいよ魚が船の近くに近づいています。

ハリスの長さが合わないと竿先に当たりが出ません、居食いの様になり餌だけ取られる事があります。

餌取が居ないのに餌が無くなったなんて事があるでしょう?それがこの時です。

以前餌を付け替えようとハリスを手繰っていると針に着いているオキアミの尻尾が付いている針に魚が飛びついて来た事がありました。

魚が競って餌を取っているせいで棚は随分上になっていました。

この日の終盤ではハリスは8m迄縮めて3.7kgを釣りました。

数を取るか型を取るか仕掛けで決めます。

以上です。