スルメイカ釣り

麦イカ玉砕戦

2022年6月20日現在 直江津港 里輝丸 での麦イカは今一実績が出ていません。

ここ最近新潟の海はマグロの回遊により麦イカ釣りに直江津港で良い情報が聞こえませんでした。

早い時間で出港の訳?

船着き場に着くと本日の乗船客は12名と少なめです。

船長も早く到着しました、「集まり次第出港します」予定より30分も早めに出港です。

直江津港から約40分位、名立近くの漁場は125m前後の深場です。

船長は何か急いでいる様です。

最近は作業灯を点ける前に少し数がまとまるので早めに釣りをしたいそうです?

って事は暗くなって余り釣れない事なのでしょうか少々大きな不安です。

パラシュートアンカー投入

早速パラシュートアンカーを船長が入れています。

おや?今日は息子さんが乗っていません船長一人で頑張りますか。

ここ直江津港の釣り船は夜焚きのパラシュートアンカーを入れての流し釣りです。

一旦船をバックしてアンカーのロープを張りますが風に押されロープが緩みます。

更に本日は小潮回りで潮が効いていません。

数時間後にはパラシュートアンカーを引き上げています。

後発の釣り船もマグロを魚探で探し避ける様に場所を選んでいます。

去年は漁場に向かう途中にマグロがジャンプしているのを何回も目撃しています。

今年は更に巨大化している様です。

誰かこの魚を退治して貰いたいですネ。

マグロ君邪魔しないで

ではマグロがいるとイカはどうなるのでしょうか?

普段であればライトを照らせばイカは優雅に泳ぎ回って上層から中層に掛けて浮いてきます。

15m~30m前後に浮いて来ると釣り手は手返しが早くなり数も伸びます。

仕掛けを一回投入するだけで5点~7点掛けで釣れます。

ですから初心者の方でも殆ど釣る事が出来ますし、私でも100杯前後は釣る事が出来ました。

で、マグロが徘徊するとイカはどうなるのでしょうか?

イカは底に貼り付いて浮いてきません。

釣り手はまるでヤリイカ釣りの様に錘を底に着けてユックリ上下に誘い込みます。

イカは1~2杯程度しか掛かりません。

水深が120mもある所から電動リールを使って上げても時間が掛かり数を望めません。

手返し重視であれば性能とパワーが必要です。

暗くなりライトを付けしばらくすると水面に小さいイカが浮いてきます。

多分回遊してきたイカがマグロの事が分からなくて優雅に泳いでいるのでしょう。

その内にマグロ君がジョーズの様に襲い掛かってきます。

するとイカの逃げ場は海底に貼り付くしかありません。

仕掛け

仕掛けは基本イカ角の胴付き仕掛けです、錘は120号を使います

海況によってはプラ角や浮きスッテ等角の種類を変えます。

直ブラ仕掛けです。

元ハリスからスッテに付ける枝ハリスの長さは5㎝未満最近は2㎝位しかありません。

今回私は全く釣る事が出来ず一桁の釣果でした。

私の隣の方は良型を27杯をゲットしました。

仕掛けは浮きスッテの5本~7本針針、スッテ迄のハリスの長さは15㎝~20㎝あります。

針の間隔は矢引~1.5mでしょうか?この仕掛けを使っての釣りです。

私が赤イカ釣りの時に使う仕掛けと同じでした。

底を取り易くするために短い仕掛けを使っています、底釣りでは重要ですネ。

釣れ無い時に釣る

釣れ無い時に釣る、これは技術の差です、誘いをかけ一杯づつ釣り上げています。

しばし感心しながら見学しました、潮が無い時の釣り方です。

相変わらず仕掛けを入れるとラインは真っすぐ底に届いています。

錘を底に着けてからヤリイカ釣りでよくやる2段の誘い方です。

①糸ふけを取り竿の高さを底から腹の位置まで持ち上げます、更に頭上に持ち上げます。

当たりが無ければ2m~3m位糸を巻き上げ又同じ動作を繰り返します。

これを最初の内は10m位まで繰り返していましたが底から離れると全く当たりが出ません。

②当たりが出るのが底から1.5mまでそれ以上離れると全く当たらなくなります。

底から2m位の高さから仕掛けを底に落とし同じ動作をしても当たりが出ません。

隣の方は30m位巻き上げ同じ動作を繰り返すと当たりが出ました。

これを繰り返し数を重ねて行きました、お疲れ様でした。

基本イカは潮の利かない日は余り釣れないと言うのは分かっていましたが、誘いにも大きな差が出ました。

私の様に体力の無い方は竿を振り続けることが出来ず電動で巻きながら小刻みに振って誘いを掛けていましたが全くダメでした。

その内潮が出てきました、右舷側の方が潮下になり置き竿で底から1m上げている人に当たりが出ました。

底の潮がある様です?

仕掛けをイメージしてみると浮きスッテが海中になびいているのでしょうか?

又当たりが無くなりましたが、隣の方は相変わらず竿を振りながら数を伸ばしています。

次回は数種類の仕掛けを用意します

今回の反省点は今まで潮のある時に電動ただ巻きで釣れる場合は仕掛けは何を使っても大きな差はありません。

隣の方の釣果です、型も20㎝以上が揃っていました。

底で釣れるイカは型が良いですネ。

潮の良くない日は割と大型が釣れますネ。

しかし、今回の様に潮が効かなくスッテがだらんと下に下がっている(イメージです)時はやはり上下に大きく動く様な誘いが必要になります。

これからは6H竿を振る体力をつけましょう!

ブランコ仕掛けの場合に限ってです。

スッテを大きく動かすためにはハリスの長さと誘い方が重要になります。

波気やウネリがある時はスッテよりプラ角が有効の場合もあります。

その日の海況もありますが仕掛けは最低3種類は必要になると思います。

直ブラの浮きスッテ

枝ハリス20㎝前後の浮きスッテ

プラヅノ仕掛け

プラヅノと浮きスッテのミックス仕掛け

潮回りが悪いと思われる日に釣行予定の方へ

因みに私の釣ったイカは全部沖漬けにして画がありません。

船長が言うには水温が24℃以上になるとマグロ君はいなくなるそうです。

そういえば去年も釣れ始めたのは7月に入ってからでした船長には悪いけど来週は???

次回も宜しくお願い致します。

アニサキス対策に是非ご検討下さい。