上越市直江津港2022・05・30
まだまだ続きます乗っ込み真鯛釣り。
例年であれば直江津港の乗っ込みが終わるころに寺泊港へ通うのが通例でしたが・・・
寺泊港の乗っ込みが異常に早く先行した釣り客は可成りの数の真鯛を釣っています。
新潟近郊の釣り客は準備をしながら気を揉んでいます。
船長は何処へ
直江津港から14:00出港です。
何時もの上下浜沖の水深30m前後と思いきや里輝丸は港を離れうねりの中沖へマッシグラ。
遥か水族館沖を離れ有間川近くまできました。
水深54.3mの乗っ込み時期にしては可成り深場です。
船長情報では港近くの浅場に魚が居なくなったそうです?
今年の直江津港はまだ2週間は乗っ込みが続くかもネと船長が呟いていますけど?
水深はあっても魚は浮いています。
船長が指示した棚は相変わらず5mハリスは10m~12mを使用です。
スタートの合図で一斉に撒き餌を入れますが探見丸に魚が映りません。
10分位船を流すと左舷ミヨシと右舷ミヨシに当たりがでます。
更に左舷ミヨシから4人まで90分くらい一斉に当たっています。
本日の潮は大潮満潮は13:24干潮20:56とこの時間帯であればベストでしょう。
人の考えと魚の行動は違います。
私の釣り座は左舷艫から2番釣友は1番潮向きは艫からミヨシへ流れています。
完全な潮裏ですまとまった魚の数が居ないとこちら側に魚は釣れ無いでしょう。
私と右隣の方は2時間位全く当たりがありません、左隣の艫の釣友は2枚小さい魚を上げています。
こんなに釣れ無い時間があるっていう事は誰かの棚が違っているのでしょうか?
目まぐるしく変わる潮
時間も16:20を回ると仕掛けが船の下右舷艫の方向から上がってきます。
私の右隣の方と右舷艫から3番の方とひっきりなしにお祭りをします。
上潮は左舷艫下潮は岸から佐渡方向です、私の方向から右舷艫に向かって行きます。
本来であれば右舷艫は入食いになるでしょうに少し分かりません。
魚は浮いて来ていますがイマイチ船から後ろ側に魚が近づいていない様です。
16:50を回りここで私に小さい雌が釣れました。
魚は左舷艫方向から出てきます、正に潮変りです。
やっと左舷艫側に当たりが出る様になりましたが私の隣の方に当たりが余り出ません。
多分仕掛けが重く長いのかも知れません。
この時に私のハリスの長さは9mまで縮めました。
クッションゴム~6号ハリス4mに0.5号のウエイトスイベル+5号ハリス5mに針。
地もとから50㎝上にBのガン玉を付けました。
ウネリのある日にはオスがイッパイ釣れる
コマセを入れ直し2投目時間は16:50隣の方と話し中に穂先が小さく下がってきます。
即合わせ、途端にラインを引きずり出して右や左に暴れます。
この引き方は間違いなくオス魚でしょう、重さは私のリールのドラッグを滑らせるくらいですから3kgは優に超えている筈です。
上がって来た魚は3.7kgのオスでした。
やはり黒っぽい魚体に長いヒレでした、乗っ込み時期のオスは黒くなります。
船長は何時も言っています。
荒れている時はメスは余り泳ぎが出来ずオスの方が早く餌を取る。
それ以降小さくとも釣れてくる魚はオスが殆どです。
17:00になると今度は潮は右舷から左舷へ出て行きます。
今度は私らが入食い状態ですが、魚の針掛りが今一良くありませんすっぽ抜けです。
針掛りが悪いのは
乗っ込みの浅棚で釣っている時に良くあります。
水深がある漁場でも不思議ですが掛かった魚は下には潜っていきません。
魚は掛かった場所から大体同じ水深で暴れています。
これは乗っ込み(抱卵)と関係があると思います、昨年乗っ込みの終期に40mの棚で釣っていた時は下へ引き込んでいきました。
上がって来た魚は腹が痩せて産卵が終わっている様子でした。
私の経験では当たりがあって下か左右のどちらか動く時には針は閂か地獄口の中へガッチリかかります。
それ以外の方向へ顔を向けている時に外れる可能性が高い様に思います。
コマセに釣つられて魚が船の近くに寄って来ます、長いハリスでは当たりが出るまでタイムラグが出来ます。
私の釣友(いつも長い仕掛けを使って周りの迷惑になっています)は当たりが分からず竿を持ち上げたら重みを感じたと言っていましたネ。
探見丸に魚が13m前後まで浮いてきているのが見えます。
因みにどこの港の遊漁船もビシの棚は間違えない様にと注意が飛びます、指定棚より深くしない事です。
魚が浮かなくなることで棚が深くなり数が釣れ無くなります。
最近船長は竿受けに掛けると一切竿に触らない様に注意喚起しています。
「棚が深くなると釣れる魚が小さくなる」では逆に棚を上にしたらどうなるでしょう?
海が荒れてるときは尚更ですこの事は後述します。
ビシとハリスの上の部分を錘で水中に固定する長さ7m若しくは10mその日の潮の速さとウネリの大きさで錘を考えてみます。
水中に固定された長さ以降は針先迄の距離の合わせ方です?
この日の波高は約1m前後よく考えて水中に固定すべく考えて設定します。
そこで私が考えたのは魚が上ずっている乗っ込みの時だけです。
ハリスは短くこの時は7m~9mにしました、これで3kg3.7kgを上げました。
この短い仕掛けは釣り始めは殆ど当たりがありません、夕マズメに魚が高活性時一発デカ物狙いにと思ってやっています。
毎週魚をいっぱい釣るより大物一枚と思う人向きですネ。
当りはダイレクトに穂先に出ます、行き成りラインが走りリールからチリチリ音を立てます。
この日はこういう当たりが出ても針外れが何回かありました。
これは後日の課題にします。
船中で顔見知りになる
隣の方とは昨年2.3回一緒になりました。
話をさせて頂くと本人は魚は食べなく捌くだけで奥さんが真鯛のメスが好きだと言っていました。
これも何かの縁です私の方からまだ若そうな雌をプレゼントしました。
最も家に持ち帰って人に配っても「又、真鯛なの・・」貰う人も少々・・です。これでは配る場所もありません。
早めに竿をたたむ原因です・・・
親戚は今度は刺身と兜を割ってガラと一緒に持って来てと我儘を言っています。
リレー船ですから夜のヒラメもありますが私は余り乗り気ではありませんこんな時は決まって結果はbadマンでした。
この日も大鯵が釣れました、38㎝が4本30㎝が2本でした。
この魚は誰でも喜びますが、人にやるより自分が優先です。
次回は寺泊港の真鯛か麦イカになると思います?
次回も宜しくお願い致します。