2022.07.03直江津港の麦イカ釣りは元気の良いマグロ君に邪魔されとうとう7月に入りました。
梅雨が明けたにしては台風の影響か大雨になるそうですが果たして?
雨が降りそうにも無さそうですが、出船の準備が整いました。
釣り船は何時もの里輝丸です。
前日の予約ではまだまだ空席がありましたが、来てみれば16人満席御礼でした。
前日の実績では厳しい状況らしいです。
釣り場は直江津港から45分の航海
今回の釣り座は右舷艫から4番目所謂胴の間です。
港を出て釣りを始めるまでに約45分くらい掛かります。
漁場に着いたと思ったら直ぐに雨が落ちてきました。
本日は厚手のカッパを持ってきました、これでイカも中層以上には浮いて来なくなるのでしょうか?
先ずは仕掛けのセットからです。
今回私の釣り竿は昔使ったインターラインのヤリイカ用長さが1.8mです。
風のある日や雨の日によく使います。
ガイドの竿は雨や風の日にラインが絡まり易く直ぐトラブルになり得ます、それを避ける為です。
仕掛けは直ブラ仕掛け当初は7本針でした1本フグかサバに取られてしまいました。
上越のイカは狂暴です、買ったばかりのスッテがボロボロになりました。
スッテに着いた傷=釣果でした。
注)直ブラとはブランコ仕掛けでエダスを短くした物か、ハリスの代わりにスナップサルカンをモトスに付けたものです。
明るい時間の狙いどころ
始めの数時間底を狙ってみます。
先回も日が暮れる前はイカが浮いてきませんでした、周りの方も錘を底に着けて誘っています。
先回もお知らせしましたが乗船客が多い時は底に錘を落とす時、120mの深さであれば3回位途中糸を止めて糸を張りながら糸ふけを取りながら錘を出来るだけ竿の近くに落とします。
今回は全く潮が効いてない様です、錘が地面に着いて竿を上げ仕掛けを落として当りを待ちます。
これを3回位続けると底が取れなくなります、中には錘が底に着かない為道糸を出す方が居ます。
1回位糸を出しても直ぐ底立ちして糸ふけを取ればお祭りはし難くなりますがそのまま糸を出しっぱなしにすればやはり要らない祭りをします。
出来れば糸は出さずに30m位上に引き上げてから錘を落とす方がお祭りはしません。
私の場合は糸を出さず3回位底をトントン叩いてみます。
更に手巻きでリールを2回位巻き取り上の棚を探ります、10m位上まで探ったらその位置から更に20m位糸を巻き取り又底に落とし同じことを繰り返します。
底に着いた錘に合わせて糸を出す(ふかす)と潮下の方の仕掛けにグルグル巻きになった様なお祭りをします。
棚を探る意味もありますが、不要なお祭りを避ける事が出来ます。こまめに糸ふけを取れば互い時間のロスを避けることが出来ます。
ブランコ仕掛けを巻き上げる人
日が暮れたり暗い雨の日は底から少し上に浮いているイカが居ます。
作業灯を点けてからはイカが中層から少し下で掛かる様になります。
仕掛けを巻き上げや下げる途中に80m、60m、40m付近の+-5m位は途中にイカが居るか仕掛けを止めてたりスピードを緩めてみて下さい。
もし別の群れのイカが入っていればそれからはイカが浮き始めています。
ブランコ仕掛けであればイカが外れる事はありません。
時間と共に上層に浮いて一気に数を伸ばす事が出来ます。
探見丸を使って見ると魚が映る時があります。
今はシマノ製のリールで内蔵されているものもあります。
探見丸に魚が映っている所にイカが餌を取る為に泳ぎ回って居る場合があります。
一応探ってみましょう。
最近のスッテで魚の形をして居る物や目玉が大きく書かれて居る物に高実績がありました。
プラ角もやはり同じです。
誰かが浅い棚で釣れ始めたら船中で教え合えば早く数釣りを楽しめます。
是非声を掛けて合って下さい。
手返しを早くする
時合いは短いです。
本日は中潮の3日目です、満潮 15:53 干潮 翌日の0:02
潮は大きくは動きません、時合いはあまり長くない筈です。
直結の方は手返しが早く15本仕掛けまでであれば素早く再投入出来るでしょう。
里輝丸の乗船客は殆どがブランコ仕掛けです。
仕掛けを船中に引き上げる時どちらの方もイカマットを使っています。
私の場合トラブルが無ければスッテを手持ちにしています。
投入もスッテだけを持つので糸ガラミがありませんし慣れると簡単です。
仕掛けを投入する時には腕を左右に開くと次に投入するスッテにテンションが掛かるのですぐ分かります。
取り込みと投入は時間を短縮できると思います。
巻き上げスピード
イカが釣れた時の巻き上げスピードはどの位にしているでしょうか?
先回の様に釣り客が少ない日にはシマノ製のリールでメモリー22でたまにイカの足が切れました。
基本イカが釣れる時には潮がどちらかに効いています。
早いスピードで巻き上げる時、特にイカが付いている場合は潮下に仕掛けがナビキながら上がってきます。
又もや要らぬお祭りです、針数にもよる所が大きいですが7本針でイカが3杯ついてメモリー18位までにしておきます。
釣り客の数にもよりますが10本針ではメモリーを14~16迄にしています。
イカが7杯くらい付くとリールに勢いが無くなります。
仕掛けが上に上がって来ると巻上スピードが速くなります出来れば修正しましょう。
17で巻き上げていましたがイカが3杯乗っています。針は6本です。
慣れると追い乗りする数が分かる様になりますョ。
沖漬けは自家製のタレで
釣り人の特権沖漬け又もや15杯作りました。
今回のタレは唐辛子をタップリ煮込みました、楽しみです。
釣り上げたイカを早めに冷えたクーラーボックッスに仕舞い込むとイカの色合いが凄く良く家族にも喜ばれました。
サイズも胴長26~23㎝と麦イカでは無く立派なスルメになっていました。
結果今回は潮が余り利かなかった事もあり38杯でした。
自宅に帰って直ぐに裁いてみましたが身にはやはり64が付いていました。
なんの、ここは湯引きで刺身を作ります。
皮を取った後身とゲソの表面に熱湯を掛け直ぐ冷水の中へ入れます。
甘みもあり凄く身が厚く美味しく頂きました。
沖漬けは釣友の―60℃のストッカーに入れて置きました。
翌日はもう食べれます。
帰りの車中座席にタオルを敷き詰めました、ズボンや下着までバシャバシャです。
注)雨の日はタオルを多めに持って行きましょう。
次回も宜しくお願い致します。