今年も楽しみにしていた麦イカ釣りは例年にない不漁で直江津港の釣り船は何回も殆ど出船出来ませんでした。
昨年も今頃から巨悪なマグロ君が水温上昇と共に北上した頃でした。
代わりになんと赤イカが1ト月以上も早く釣れ始めました。
ライトタックル
最近のイカ釣りはゲーム性重視でメタルスッテでの釣人が多くいます。
特に最近耳にしているのは新潟県のアングラーが北陸へ出向いているそうです。
やはり数釣りが出来るそうです。
今回は私が若干経験して分かる範囲で御紹介してみます。
6月25日の釣行
この日釣り方は胴付き仕掛けでした。
釣り船里輝丸では胴付き仕掛け組とイカメタル組で場所を分けますが基本抽選です。
これは錘の違いでお祭りを防ぐ為です。
釣果でメタル組の方が大きさと数で勝りました。
潮はゆるく下潮は余り流れていません。
こういう潮の時はメタル組は中層で浮いて来る赤いかを捕らえ易く手返しも早くできます。
余り早く無い潮でスッテをフカセ気味に落とす事が出来る為優位でした。
棚を探る時の道具立て
やはりロッドは一番重要になります。
私が最初購入したものは麦イカ釣りが目的であった為、感度より丈夫という事で選んだため割と安価な物でした。
イカの種類で当たりの出方がまるで違います。
平均的?なスルメイカの当たり方はかなり強く胴付き仕掛けで使う120号の錘をグイグイと引っ張ります。
メタルスッテで釣っても強い引き方でロッドを曲げてくれます。
このロッドでアカイカも挑戦です。
7月13日の釣行
日本海側は大雨予報で流石の里輝丸も予約が満杯にならない様でした。
午後から風も収まり雨は余り振らない予報に変わりました。
すかさず、予約を入れてみました。
「今現在6名しか予約が入っていません」との事でしたが行って見れば9名でした。
早速釣友と17:30発名立沖を予約です。
次期船長が言うには最近はメタルスッテ釣りに分があるそうです。
ここは言われるままに釣れているやり方での一択しかありません。
メタルスッテとオモリグ
潮見表とタイドグラフを見ると若潮で干潮17:45満潮時間はーです?
次の干潮3:19です。
直江津港に向かう途中に柏崎のK釣具店に寄ります。
ここの店も大型店で流行りの道具が一杯並んでいます。
ここで黄色いシンカー20号と25号オモリグの仕掛けを調達します。
釣友は25号のメタルスッテを購入です。
オモリグで使用する道具はサゴシ釣の柔らか目のボートロッドに1号のPEラインを巻いた1500番のスピニングリールでした。
因みにメタルスッテ用はカウンター付きのベイトリールに0.8号のPEラインです。
ベテランの方は0.4号や0.6号とかなり細糸を使っている方もいます。
いずれにしても水深は35m前後の浅場での釣りです。
早潮
釣場に到着すると船長から「潮が早く今回はアンカーを入れます」との事です。
普段であればパラシュートアンカーで流し釣りですが・・・
いよいよスタート
最初は20号のメタルスッテ水中に入れるとかなりの勢いで流され底立ちが取れません。
25号に換えてやっと底取りができます。
明るい内はどうしても底釣りになります。
曇り空と言え未だ18:20海に濁りがありますがまだ明るいです。
潮下の隣の釣り座の方と話をしていると置き竿にしていたロッドがガタガタと動きます。
当たりです。
型は小さいけど明るい内から釣れるという事は数釣りが出来るかも知れません?
その内右舷艫の釣友にも当たりがでます。
私の左舷側は当たりが出ません。
潮裏になります。
この日の当たりカラーでしたイカ釣りでは定番ですネ。
小さい当たりが
里輝丸に照明が点きました。
潮裏の左舷側ミヨシ側にオスの大型が釣れました。
重い錘でキッチリ底を取れる釣り方が良いのでしょうか?
更に私の潮上の方がメタルスッテの釣りを始めました。
軽い仕掛けのせいで私とお祭りです。
細いラインは解くのに時間が掛かります。
ついでに私も仕掛けをメタルスッテ20号にナス型錘10号を付けてみました。
糸ふけを取り2回位誘うとやっと1杯目を釣り上げました。
当たり方は上に仕掛けを持ち上げて底に落とそうと待っていると急に軽くなり糸ふけが出来ました。
おかしいと思いリール巻くとツンツン小さい当たりです。
最初の当たりだった為慎重に取り込みましたがスルメの場合はここで追い乗りさせて数を稼いでいます。
オモリグで挑戦
今回私は探見丸を使ってみました。
鰯の群れが底から上層迄ビッシリ映っていました。
こんな時は赤いかの餌になる鯵やベイトが中層に見えます。
その内、上層に鯖とイナダが暴れまわっています。
隣の方がメタルの仕掛けをかなり重くして底でシャクって大型の雄を2杯かけていました。
赤いかが浮いて来ても良さそうですが上から底までユックリ誘ってみますがやはり底でしか当たって来ません。
それであれば一気に底まで落とせるオモリグに挑戦してみました。
これは釣り客が少なくスペースがある時か一番潮下の時しかできない釣りでしょうネ。
取敢えず25号のシンカーを付けて浮きスッテは1本だけです。
照明の明かりが届かない所迄投げます。
底について2回シャクって当りを待ちます。
更にリールを3回位巻き又竿先をチョンチョンと誘ってみます。
これでも未だ錘が軽い様です、更にナス型錘10号を追加してみました。
投げた後シャックってからの底取りが上手くできてから1杯追加できました。
ロッドとリール
底釣りの場合はロッドはカーボンの穂先でも当りは取れます。
柔らか目のシーバースロッド(ボートロッド)で試してみます。
スピニングリールは皆さん1000番~2000番を使っていました。
ゴリ巻きで寄せるので3000番か4000番でグイグイ巻いた方が途中フグにやられなくて良いと思います。
ラインは重いシンカーを使ので0.8号から1.0号で問題ありません。
手でラインを抑えながら仕掛けを入れましょう。
底釣りに分があります。
左舷側の艫の方が入食いモードに入りました。
潮下で錘を追加してから大型の雄イカが連発で釣れてきます。
私も負けじと今度はメタルスッテ20号と15号を付けて再投入。
やっと一杯掛けましたがかなり強い引きです。
慎重にユックリ巻き取るともう一杯抱付きました。
先ほどお祭りした時にラインが傷ついていたのかも知れません。
あえなく高切れで仕掛と大型イカがメタルスッテと共に凧の様に潮下へ消えて行きました。
まとめ
今回の様に早潮でアンカーを入れる位の時はイカが浮いてきませんでした。
釣れたのは全てが底釣りでした。
こういう時は思い切って30~40号位の重い仕掛けでやった方が良いのかも知れません。
因みに潮下の方が24杯とトップ、私は10杯釣友も10杯大きさに差がありました。
新潟ではこの時期に赤いかが数釣れる事は余り無かったです。
何時もは8月の一時期で期間は短かった筈です。
イカのお持ち帰りは氷水を付けない様に冷やして置きましょう。
今年は麦イカが全くダメで行き成り赤いか釣りが始まりました。
尚、今回は底釣りでメタルスッテの釣と言うより胴付き仕掛けの釣り風になってしまいました。
もし、潮がもう少し緩ければ中層での釣りになります。
ロッドは穂先の感度の良いソリッドやメタルの方が良いでしょう。
予算は高くつきますが中層で当りを取るにはカーボンよりも優れています。
皆さんは細いラインを使っていますが少しトラブルがあった時や2回目の釣行の時は思い切ってある程度切って詰めましょう。
安いラインでも構いません頻繁に詰めましょう。
大事なメタルスッテを無くさない為にも。
私は毎年シーズン初めにラインを交換して置きます。
次回も宜しくお願い致します。