直江津港の釣り船で一人でアカイカを50杯釣った船が出ました。
これはoj3sも行かないと乗り遅れます。
急遽7月20日乗船予定の連絡。
里輝丸スタッフ「まだ、空きがあります」で行って見れば12名デ~ス。
今回もメタルマンが5名胴付きマンが7名。
釣り座は抽選の結果私が右舷艫でメタルマンは艫から並んで2人。
左舷艫から3名です。
本日の潮回りは大潮後の中潮初日です、満潮15:14干潮22:58です。
タイドグラフを参考にして見れば。
この潮時間であればユックリ下りで釣り時間中は一定方向である筈の予想です。
え・・・パラシュートアンカーでは
今回は真っすぐ北方向へ船が走っています。
大潟沖位かな?風向きは北からです、潮はやはり下り潮です。
粟島向きの北方行になります、潮と風は逆向きになります。
船の舳先を北に向けながらパラシュートアンカーは入れられないと思い・・・。
船長は迷うことなくアンカーを降ろします。
後進しながらアンカーロープを張るのでしょうか?
皆さんも潮が早そうに感じた様です。
で、20号でオモリグ。
船から10m程直江津港向きに投げてみます。
水深は30mです。
底立ちは出来ます、3回巻いてフリーフォールするとイキナリ船下迄来ます。
底潮早し!。
船中1杯目は
竿を出した時間は17:55と全く早い時間です。
皆さん勇んで1投目です。
言っちゃ悪いが毎度の事ですが船が照明を付ける前までは当りも出ない筈だと思いますが?
18:10日没前すぐ左舷艫の里輝丸常連のミスターSさんでした。
翌日朝1便で釣りをやる予定という事で船内1杯目はBERRを軽くやっつけながら大剣?肴をゲッチュでした。
私は早めの夕食で五目おこわをパクつき準備です。
それからいつも通りやはり19:00過ぎから探見丸にベイトが映ります。
魚の種類が写ると良いですがネェ~釣り具メーカーさん。
その後左舷側の胴付き仕掛けの方が5点掛けの後終了までサッパリらしかった様です。
船中の情報交換
時間も20:00を回るとあちらこちらで賑やかな声が聞こえる様になりました。
私の隣右舷側艫から2番の方が大剣を立て続けに上げます。
すかさず皆が棚を聞くと底から約5~6mです。
里輝丸は皆さん好意的な方が多くお互いに情報提供してくれます。
私の探見丸にも20m~25m付近に鯵か鯖らしきベイトが映り込んでいます。
棚が分かれば集中して攻めます。
ここで注意としてはメタルスッテの重さです。
軽い仕掛けは潮に押されラインが余計でます。
あたりの出方
私は最初メタルスッテ青緑の15号を使っていました。
艫では潮がまともに当たって来ます。
スクリュー側へ仕掛けが落ちています。
ラインを張りながら落とせない為当たりは小さいですネ。
仕掛けを常にフカセ気味にしか流せないので仕方がありません。
一番の潮上はお祭りを避ける為少し重めの20号に変更です。
今回の当たりスッテでした。
当たりは少なくなりますがイカの活性が上るまでの辛抱です。
ラインに出る当たり方
一番分かりやすいのはラインを張りながら落としている時に急に糸ふけが出る当たり方です。
この日一番よく当たった水深が25mでした。
途中15m位に当たりが出ますが型が小さく麦イカクラスです。
取敢えず22m付近までメタルスッテを落とします。
穂先は海面ギリギリにします。
更にラインを約3m出しながら頭上にロッドを振り上げます。
ルアー釣りで言うフリーフォールです。
穂先は斜め上に向けラインを張ります。
約1mメタルスッテが落ちる速度より早く目の高さまでロッドを構えられる様角度を落とします。
そうする事で糸ふけを作ります。
その糸ふけが出来たままラインが張る様に待ちますがラインが張る時間が少し遅く感じる時は当っている場合が多いです。
当りが分からな方は聞き合わせをして見ましょう。
たまにですが、ラインを張る前に急に数cmだけツゥーとラインが走る時があります。
これはイカがスッテを抱いて泳ごうとしている時です。
因みに目で見て分からない時や可笑しいと思ったら合わせを入れてみましょう。
黒鯛釣りのヘチ釣の要領です。
続けて一ヒロづつ同じように腹の位置にグリップが来るくらい落とし込んで棚を探ります。
場合によりシェイクを入れても良いでしょう。
誘いを入れた後は必ず数秒間のスティをします。
今度は25mの棚から約3m持ち上げ又同じように1,2回繰り返します。
ダメなら約10m位巻き上げ再度やり直し当たりが出るまで繰り返します。
探見丸を見ながらベイトが居る水深を探る事が多いですネ。
穂先に出る当たり
最近の竿は高感度な穂先が売り物です。
私も高性能な竿が欲しいですが年間何回も行かない釣りに高額な道具を買えません。
ある程度の所で妥協するしかありません。
今はソリッドの穂先で比較的軽いメタルでも当りが取り易くなっています。
その当たりは視覚と手の感覚で分かります。
一番分かりやすいのは波と反対に穂先が曲がる時ですネ。
所謂テンションフォールです。
ラインを張り気味に棚を探りながらメタルスッテを沈めます。
波が上に上がると船と道具全体が上に上がりますが突然穂先だけが小さくツッと下に曲がる事があります。
これは殆ど当たりです。
逆に海面が下がり穂先に重みが掛かる時に穂先が真っすぐに伸びてメタルスッテの重みが無くなる時です。
アカイカの足に掛ける
釣友も私も胴付き仕掛けで多く釣りをしました。
先日私がスッテを触腕に掛けているのは合わせがあっていないからだと教えました。
最初は何を言われているか分からなかった様です。
先回の釣りの時に大きいイカが身切れを起こし何回かサヨナラしていました。
よく当たりがあって合わせきれない時に仕掛けをそのままの位置にキープしていると乗る時があります。
その時に釣り上げたイカは殆どが触腕一本にスッテが掛かっていると思います。
合わせが遅いとイカは足からスッテを離し触腕で触ります。
特に赤いかは急いで巻き取ると身切れを起こして海中でバイバイしていきます。
そうです、大きいアカイカの触腕は切れやすいんです。
胴付き仕掛けは特に合わせが遅い方が多い様です私も結構バラシタ経験をしてきました。
海面に上げる時にもし触腕に掛かっている様であればすかさずタモ入れをして貰いましょう。
7月20日の釣果
トップはメタルスッテで釣った私の隣の方で38杯でした。
ものすごい数のドロッパーと浮きスッテ、メタルスッテを持ち込んでいます。
それをイカが釣れているピーク時に3杯くらい釣れると直ぐに変えます。
私もそれなりに持って行ったつもりでしたが全く少なく感じました。
その内当日の当たりスッテとメタルが分かる様になります。
そしたらその種類でローテーションを組んで交換します。
私は18杯釣友は16杯型は小さ目が多かった様です。
今回の釣りは中層で釣れたため手返しも早くドロッパーや浮きスッテの赤系の色合いが良かった様でした。
定番の赤緑は当たりましたが、赤白も無難に当たりました。
尚、サイズは2.5号が一番当りが多かった気がしました。
最近各メーカも変わった色合いや蛍光、ケイムラ、ラメ?等面白いものが多く出ています。
が1個の値段も中々高価でルアーより高い値段もありますネ。
ラインが穂先に絡みつき始めたら何mかカットして使った方が良いです。
ラインが摩耗し始めている事や折れ曲がっている事があります。
皆が釣れている時にパッタと釣れ無くなる時があります。
ハリスとスッテやドロッパーにイカの墨がこびりついている時があります。
即拭き取らないとイカが逃げますョ~。
墨袋の暴発
皆さん釣った赤イカは墨袋を外さなく持ち帰っている様です。
家に帰ってクーラボックスを開けてみると真っ黒になったイカを見てがっかりする時があります。
墨袋の無いイカの処理は家で簡単に手早く保管が出来ます。
墨袋を外して持ち帰る為ある道具を昨年購入し今回持参しました。
慣れるまで少し手が汚れますが全く大変でした。
釣り座が真っ黒になりたわしで力を込めてこすらないと落ちない位汚してしまいました。
アカイカの耳の下が赤とグレーに見えます。
これをフォーセップ(イカの墨袋抜き器)で挟んでイカをユックリ前方へ送り出します。
くれぐれも墨袋は掴まない様に!
フォーセップ側は引っ張りません墨袋が破れやすくなります。
綺麗に取れた時は「ヤッター」って言葉が出る位感動します。
が途中に墨袋が破れたものでは・・・
里輝丸は水ホースが有りますからイカの腹を丸ごと海水で洗えます。
誤って桶に入れたものでは船の足場が真っ黒になり凄い事になります。
更にその水が海に流れると上層にいたイカが・・・。
やるのであれば最後の船上がりする前の時間帯でやった方が良いでしょう。
アカイカは目の下にある軟骨がコリコリして美味しいですネ
次回も宜しくお願い致します。