船長が投入の合図を出す時は水深を言ってくれます。
ですから100mの水深であればラインが80m位になった時に一旦仕掛けを止めます。
自分の仕掛けの長さが13mですので93mまで落ちています、止めた処からユックリ底に錘を着けてから底を1m位巻き上げます。
逃げ散る魚が少なく大型魚が釣れ始めました。
低水温時の活性が低いと思われるときは動きが鈍く感じられます、水温がいつもより上がってくる時が高活性になり縄張りに餌を求めて動き回る様子でした。
探見丸で浮いている魚が見える時です、海底から5m位浮いて見えます。
この時は絶対に底に錘は着けません全長95mで止めて置きます。
底をドンドンと小突くと魚が一斉に散ります。
誰でもイキナリ頭の上からドンドンと物が落ちて来れば逃げるでしょう。
ユックリであれば少しの動きで逃げながら餌も見つける事が出来ます。
要は魚が驚いて逃げ回っているだけです、人間が急いで一杯釣ろうと思う行動が魚にとっては不自然に映るだけです。
アレ~値段が安い・・・1匹500円???
スーパーの魚売り場で少し型の良い沖メバルがいつもの半値で大量にざるに入っていました。普段であれば950円位はします。
2021年4月佐渡で出荷されたそうです。
新潟の人は俗にハチメと言っています。
専門の漁師は「薄メバル」と言っています。
この魚は基本釣り魚が一般的な考え方です。
大きい沖メバルをまとめて数釣る事が無い為驚きました。
この魚が普段生活している場所は岩礁地帯です。
釣り場は新潟では深場の岩礁地帯では限られますし100m前後の水深は佐渡近辺まで行くしかありません。
この魚は底近くを根城にし餌のエビやイカを捕食しながら仲間と群れて生活しています。
海底から上を向きながら餌が落ちてくのを待ち構えています。
だからこそ危険な深場に網を掛けたと言う話が不思議で受け入れられなかった訳です。